設計:浜野総合研究所、北山恒/architecture WORKSHOP
メディア:新建築
JCDデザイン賞
共有部はコンクリート打ち放しでそこにソケットの開口のみが表面に出ている照明器具を配置した。
コンクリートのマッシブな感じが表現された。
極力照明器具の存在を無くすことを目的としている。予めコンクリート打設時に配線と特注のジャンクションボックスを埋め込み、表面には最低限配線が行える開口を設け、開口部には後に電球のソケットが取り付けられるようにしている。コンクリートからは電球のみが出ているようになった。天井面に照明器具が見える通常の場合、天井が設備のためのスペースとして認識してしまい、天井のマッシブ感が無くなってしまう。照明器具自体を天井面に極めて入れ込むことによって、器具としての認識がされないことでコンクリート打ち放しの天井面の存在感であるマッシブ感が表現された。また光源が天井面より下方に位置していることから、光が天井面も照明し明るさ感も増幅している。