設計:手塚貴晴+手塚由比
メディア:新建築0710、商店建築
会館の内装は全て板で仕上げられている。
照明器具は最低限の見えかかりとしている。同時にスイッチも板のモジュールに合わせている。
器具位置は空間を自然に包み込むような光を得られる場所に設置している。
壁面の板貼りに白熱電球の発光部のみが表面に出ている。ソケットが組み込まれたジャンクションボックスは壁面の板を貼る前に裏地に固定され、板にはソケットの開口と同等の穴が開けられている。器具位置は空間全体に光が満たす高さにしている。これは模型を使用して幾パターンのスタディーを重ねている。一つの手法で空間を照明する場合、どの位置に器具は配置するかによって空間のイメージは変容してしまう。天井面や壁面の何処に取り付けるかが最大の問題であって、最終的に壁面の中央上部が選択された。